CASES導入事例

コロナ禍で海外への出張が厳しく制限される中、
中国の生産拠点立上げ支援にスマートグラスを活用

#IVN,#デジタルトランスフォーメーション

お客様は、日本国内のマザー工場設備を海外拠点へ展開する際、これまでは担当者が現地に出張して立ち上げを支援していましたが、コロナ禍で出張が困難となり、現地作業者の状況を日本からリアルタイムに把握・支援する為に、遠隔支援の方法を検討されていました。

ところが、遠隔支援に必要な高解像度ライブ映像通信は通常の回線接続では不可能の為手段を探していたところ、InfoMesh Visual Navigator®の持つ高解像度のライブ映像通信機能と、特定の専用線が提供する安定的かつリーズナブルな価格帯のグローバルネットワークを活用することにより、日本・中国間の高画質かつ安定したライブ映像連携が可能であることにたどり着き、短期PoCで試用を重ねたうえで導入いただきました。

これにより、新設備を中国工場で立ち上げる際は、現地メンバーによる設備操作に対して日本から同じ目線で支援できるようになりました。また写真や動画にマーキングして分かりやすく指示するなど、多彩な支援機能を活用することで現地との物理的な距離感を減らし、お客様にたいへん喜ばれています。

  • 課題

    • 海外出張が困難になり、現地を遠隔で支援する必要があったが、通信回線の影響が大きく実務に耐えなかった
  • 導入効果

    • InfoMesh Visual Navigator®と、Alibaba Cloudの専用線の導入により、日本-中国間の高画質、高機能なライブ映像連携による遠隔支援が可能となった。

InfoMesh Visual Navigator®」は、現場作業者がスマートグラスをハンズフリーで操作し、作業進捗状況や映像などを遠隔地の監督者と共有することにより、監督者から現場への的確な指示出しを支援するソフトウエアです。同ソフトは単なる映像連携にとどまらず、日本から現場写真の撮影や映像録画を行ったり、動画のズームやマーキングを行う等、現場を支援するための多くの機能を実装しています。

この事例では、ネットワーク環境構築に際してAlibaba Cloudの「Cloud Enterprise Network(CEN)」を日中間でVPNを確保するためのネットワークサービスとして使用しています。これにより日中間の安定したネットワークを構築し、技術的課題についても克服できました。また、スマートグラスについては中国での各種認証を取得しているRealwear社のHMT-1を使用しています。

日本・中国間の遠隔作業支援は、製造業のお客様を中心に以前から多くのご要望をいただいてきましたが、通常のライブ映像にはブロックがかかるため、弊社でもなかなか解決策を提供できずにいました。しかし、近年のコロナ禍により海外出張が極めて厳しくなるとともに、遠隔支援がますます大きな課題としてクローズアップされたことから改めて解決策を検討。中国に関しては、Alibaba Cloudの専用線を利用することで、映像がブロックされることなく、安定的で低コストな日中間遠隔作業支援を実現することが可能となりました。

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