CrossPlatform 顧客接点におけるクロスプラットフォーム活用

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顧客接点のデジタル活用を加速するクロスプラットフォームへの取り組み

顧客接点_image

「顧客接点」とは、企業と顧客が接触する機会や場所、手段、方法(モノやサービス)を指します。この用語は現在、ビジネスの一般的な言葉として広く使われていますが、マーケティング分野では「タッチポイント」という言葉がよく活用されてきました。

顧客接点には企業名やロゴを目にする機会から、実際の購買やサービスの利用まで様々な機会が含まれます。また、近年はオンサイトからオンラインへのシフトという顧客行動の変化に留まらず、データ活用による詳細な顧客ニーズの把握や囲い込みの場として企業の認識も大きく変化しています。

当社ではクロスプラットフォームを利用した取り組みにより、顧客接点におけるデジタル活用を支援しています。

モバイルアプリを中心とした顧客接点

総務省:令和4年情報通信白書 によると、顧客接点の機会の多いスマートフォン・モバイル端末は個人の大半が所有しており(77.3%、世帯所有率で90.1%)、その利用時間も1日あたりの平均で3時間であり、上昇を続けています。実際のモバイルサービスを通した直接の購買も右肩上がりで推移しています。

モバイルサービスは、その利用率が高いだけでなく、顧客へのダイレクトな通知や利用情報の収集、非デジタルな接点を組み合わせたオムニチャネル戦略の活用に利用されています。
企業ブランドの浸透やサービス認知(シェア)の拡大への活用、顧客の不満やニーズを顧客接点において把握することにより、サービス力向上や売上アップ、商品開発やマーケティング施策の改善に繋げており、利用方法も高度化しています。

モバイルの利点_image

当社の取り組み

クロスプラットフォームとは_image

顧客接点に強みをもつモバイルアプリの開発では特にコストが課題となりがちです。
国内では Android と iPhone(iOS)がほぼ拮抗しており、より多くの顧客へアプローチするにはそれぞれのアプリケーションの提供が求められます。
そのため同一のサービスでも複数の開発を並行する必要があり、コストの増大を引き起こしやすく、またモバイルの利用機会が多いため、ユーザのニーズを敏感に把握し明確に応えるには頻繁な改善・更新が求められます。

「クロスプラットフォーム」は複数の異なる環境(iOS や Android、Windows といった OS)でも同一のプログラムを動作させるための仕組みであり、例えば、1つのプログラムで iOS アプリと、Android アプリを開発することができ、開発に係るコスト(費用・時間・改善速度)の抑制が可能です。

Flutterの採用

当社では、優れたクロスプラットフォームとして Flutter を利用した開発支援を提供しており、Agile 型開発の適用と合わせてモバイルサービスの開発を行っています。
過去には、モバイル端末に固有の機能(GPSなどの端末の機能)を使用する場合にはクロスプラットフォームを利用しても環境固有のプログラム(=ネイティブアプリのプログラム)を併用する必要がありました。その結果、クロスプラットフォームの利用比率が低くなり、期待したほどのメリットが見込めなくなることもありました。

Flutter は Google が公開したオープンなフレームワークで、2018 年に公開されてから現在まで進化を続けています。
サービスとして求められる機能をどのようにクロスプラットフォームで実現するのか、という当社の持つ知見・経験を活かすことで、現在ではほとんどの機能をクロスプラットフォームで提供することが可能です。
例えば UI 観点ではアニメーション機能も実装され、GPS も端末に依存せずに開発でき、環境に固有の機能を利用する方法もより簡易になっています。

クロスプラットフォーム ネイティブ
アプリ
Webアプリ
Flutter React Native
使用言語 Dart JavaScript Objective-C/Swift, Java/Kotlin HTML, CSS, JavaScript
対応プラットフォーム iOS, Android,
Web,
Windows,
MacOS,
Linux
iOS, Android,
Web,
Windows,
MacOS
iOS, Android Web
レンダリング 独自エンジン ネイティブ依存 WebView Webブラウザ
開発効率
保守効率
オンライン・オフライン時の利用
操作時のパフォーマンス
デバイス機能の活用性 プッシュ通知
カメラ
位置情報
センサー類
その他連絡先連携など
モバイルアプリの開発手法の比較

Agileの採用

当社はAgile(Scrum)開発手法を得意としており、Agile プロフェッショナル人財はモバイルサービスの開発においてもチーム単位での開発やお客様への取り組み支援を提供しています。
PoC(概念検証)の実施やその結果の反映、顧客動向によるサービスの変化を素早く受け入れ、改善しながら実現を目指す開発手法は、クロスプラットフォームという効率的な仕組みによる開発をより加速させます。

内製化支援

当社では Agile(Scrum)開発手法に加えて、モバイルアプリ開発や Flutter 利用の内製化支援に注力しています。
Agile(Scrum)開発やモバイルアプリ開発、Flutter 活用のための学習コンテンツを利用しての学習支援、そしてお客様と合同のチームを構築・運営することで実践経験の共有や、コーチングを行います。
- Agile(Scrum)開発チームの内製化支援
- モバイルサービス・クロスプラットフォーム(Flutter)開発の内製化支援

当社は、多くの Agile 開発で培った経験とノウハウを持った開発専門体制が御座います。

クロスプラットフォームとして Flutter を利用したモバイルアプリ開発をご支援し、刻々と変化するニーズに対しても、柔軟且つ即効性のある解決策にて、お客様のビジネス成長を担うモバイルアプリの開発をご支援致します。

モバイルアプリを活用した顧客接点により、様々なデータ蓄積及びデータの利活用を行い、連続的、総合的なサービス提供、業界横断した新たなサービスの創出をご支援致します。
モバイルアプリ開発を検討中であれば、ぜひ当社NTTデータ ニューソンにお問い合わせください。


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