Business Process Management BPM(ビジネスプロセス・マネジメント)
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業務プロセスを起点として、真に効果のある業務改革を実現
国内で「DX」が注目されてから数年が経過し、企業によってその進捗や成果には大きな差が生まれています。
いま、DXを単なるデジタル化にとどめず、経営や業務全体の変革へと発展させるために、『BPM』の重要性があらためて注目されています。
BPM とは Business Process Management の略語であり、「業務の流れをモデル化して課題を抽出・分析し、解決のための新しい業務プロセスを創出して継続的な業務改善を行う業務管理手法」のことを指します。
DX の目的は企業価値を高めることであり、そのためには自らのビジネスプロセスを可視化して課題を再認識し、改善のために変化させて成長していく必要があります。BPMはまさに課題の認識から継続的な改善を行うところまで、DXに必要とされる手法を網羅しているのです。
それでは具体的に、DXになぜBPMが必要なのかを以下で見ていきましょう。

DX における課題と『BPM』

DXの成功には、左図のように段階的にステップアップしていくことが重要とされていますが、多くの企業が取り組みを進めていくなかで、成果創出や全社展開に課題をお持ちの企業もあれば、一方でどのように着手すべきかお悩みの企業も依然として存在します。
こうした中、DXを着実に進化させるための仕組みとして『BPM』の活用がポイントになると当社では考えています。
実際に DX 推進に関するご相談をいただくお客様からは、以下のような課題が挙げられます。
| お客様のよくある課題・要望 | BPMの効果 | |
|---|---|---|
| 経営の課題 | DX・業務改革が継続しない | プロセスやパフォーマンスを定量的に捉え、継続的な課題抽出・改善を実現する仕組みを構築できる |
| DX・業務改革の投資対効果が不明瞭 | 業務量を定量的に把握することができる | |
| 経営/現場の課題 | 何から着手すればよいかが不明瞭 | ボトルネックを特定し、効果の高い業務改革の出発点を見極めることができる |
| 現場の課題 | 業務を自動化したい | あるべき業務の姿を捉えてから自動化に着手することができる |
| 業務を電子化したい | プロセスのデジタル化により、業務自動化や変化に柔軟に対応できる可変性を向上できる |
DX をすすめるにあたり、多くの課題が山積しており、また既存の手法のみで対応しようとすると難しいことがわかります。しかし、右側に記載した通り、BPM の手法で解決できることが多くあるのです。BPM の手法を用いることで企業価値を更に高める上での課題に対し根本的な解決ができるとともに、継続的な改善を実現する仕組みを構築することが可能となります。
NTTデータ ニューソンが考えるBPMでのDX推進のステップ
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STEP1 1つの業務で成功体験

中~小規模の業務で、確実に完了させられる業務を選択し、スモールスタートしましょう。また、すぐに改善したい課題がある業務を選択すると、効果を実感しやすく次のステップへと進みやすくなります。
【ここで大切な事】
・BPMの手法を習得する
・お客様自身がシステム化の進め方を理解する
・チームづくり -
STEP2 横展開

Step1と関連のある業務、複数部署にまたがる業務を選択しましょう。また、なるべく全社の共通業務を選択すると、横展開しやすく、早く共有することが可能となります。
【ここで大切な事】
・Step1の成功体験を生かし、BPMの手法を丁寧に繰り返す。
・自社改革推進を自覚する -
STEP3 深堀・全体最適・継続改善

Step2の部門最適を繰り返していくことで、全社に浸透させていきます。全社の業務プロセスを可視化して課題を洗い出し、データを蓄積して分析することで新しいビジネスのヒントを得ることも可能になるでしょう。
例)
・全社的業務のデジタル化(ペーパーレス決済等)
・決裁ワークフローの導入 -
企業の事業継続・競争力向上に大きく貢献
NTTデータ ニューソンの「BPM」の取り組み
BPM の手法を用いて DX の推進することがよいということがわかりました。しかし、いざ自社で実践しようとすると既存の考え方や業務のあり方から脱却し、新しいフェーズへ移行するというのは簡単なことではありません。
当社は、以前より BPM の重要性に着目し、以下の通りお客様の DX 推進を後押し出来るように取り組んでいます。
業務改革コンサルティング - 業務プロセスを見える化してボトルネックを発見、継続改善を伴走支援

当社には、BPM でお客様の課題解決を行ってきたコンサルタントが多くいます。今まで積み上げた BPM の手法に関するノウハウを用いて、業務変革を実現するための業務プロセスの可視化や課題抽出、ToBe 業務プロセスの策定と効果測定のシミュレーションを行い、効果を数値で示すことで目に見える形でお客様の DX 推進を一緒に進めます。
また、その先の内製化・自走化に向けた社員教育も併せてご支援いたします。
実現手段としてのLCP - 業務改革の実現に必要な開発をローコードプラットフォーム上で

当社は、業務プロセス改善を具現化する手段として、ローコードプラットフォーム(LCP)を利用します。
従来ではプログラミングして開発していたシステムも、最近では LCP が提供する直感的なUI操作でプログラミング初心者でもアプリケーションを開発することが可能になってきています。当社は LCP 開発の実績が豊富にあり、intra-mart をはじめ Pega や ServiceNow など最適な LCP をご提案いたします。
またお客様がローコード開発で内製化を始められるうえでは、一緒に開発を進める伴走支援も行っています。当社は、最後まで寄り添ってご支援いたします。
当社のBPMプロフェッショナル人材教育 - お客様に信頼されるメンバーになるために

当社では、コンサルタント・エンジニアにお客様の元で DX 推進の中心メンバーとなれるよう、国際標準の表記法である BPMN(Business Process Model and Notation)と、BPMNで記述された業務プロセスを実装したシステムである BPMS(Business Process Management System)の教育に力を入れています。また、お客様の内製化を後押しするために、現場での実践的なトレーニングも行います。
ビジネスを加速するBPM×AI

企業が持続的に成長していくためには、変化に強く、しなやかに対応できる業務プロセスの仕組みが欠かせません。
その最適化をどれだけ迅速かつ柔軟に実現できるかが、企業の競争力を左右する重要な要素となります。
BPMは、業務の全体像を可視化し、部門間の垣根を越えた連携を生み出します。そこにAI技術を組み合わせることで、データに基づく洞察や自動化が進み、人の創造力とテクノロジーの力が融合した新しい業務革新が可能になります。
経営戦略の実行力は、こうしたBPMとAIの連携によって、これまでにないスピードと精度で強化されていきます。
例)
▶ 契約管理 × AI: 契約の妥当性と透明性を確保し、リスクを最小化
▶ 購買業務 × BPM: 業務の標準化と精度向上を支援
▶ AI活用 × 全体最適化: データに基づく意思決定と業務革新を推進
当社は、DXを推進していきたいお客様に向けて、
BPMのプロフェッショナルが常に寄り添いご支援いたします。
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