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Q1. 現在に至る経歴について教えてください
結婚を機に、かねてから興味のあった人事の仕事にチャレンジしてみたいと思い、転職したのが、NTTデータのグループ会社でした。それ以前は、営業職に携わっていましたので、数年をかけて、人事の実務経験を一つひとつ積んでいきました。その後、グループ間で異動して、ご縁あってニューソンに入社することになりました。
2008年以来、人材採用や制度・環境の整備など、人事全般の業務を担当したのち、2016年に経営企画部に異動し、2019年より現職に至ります。 -
Q2. 業務内容について教えてください
中長期にわたる経営計画や、そのステップとなる経営戦略の立案・策定を行い、決定した経営戦略を全社で実施する際の管理などを担当しています。市場や競合他社、自社についてのデータを収集・分析し、経営状態をより的確に把握するために必要な資料をそろえたりながら、経営会議において経営幹部が認識を共有し、経営に関する意思決定を行うためのサポートを行っています。
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Q3. 仕事の面白さ、やりがいはどんなところに感じますか?
会社の成長を肌で実感できることに、大きなやりがいを感じています。今、どのような経営戦略のもとに会社が動いているのか、戦略を実行した結果、どんな成果が得られたかなど、業務を通じて、会社全体の動きや発展の経緯を見られることが、この仕事の面白さであり、やりがいにもつながっています。
思い返せば、ニューソンに入社した頃は、自分が現在の役職に就くなど夢にも思っていませんでした。生後7ヶ月の第一子を抱えていたので、残業は難しい状況でしたが、担当者の方に事情をお話すると、「全く問題ありません。午後5時半になったら退社してくださいね」と快く受け入れてくださり、それだけで十分にありがたいことでした。驚いたのは、手のかかる幼い子どもがいて、就業時間に制約があるにも関わらず、きちんと評価してくださったことです。課長への昇進が決まった時は、衝撃を受けました。それと同時に、「就かせていただくからには、もっと頑張らなくては!」と心機一転しました。任された役割を全うするのに精一杯走り続けてきた日々の先で、新たなチャンスをいただけたことを、心から幸せに思います。 -
Q4. 仕事と子育ての両立で大変に感じることはありましたか?
第一子を出産したのは、前の会社に勤めていた頃でした。そこで産休を取り、復帰した直後にニューソンへの入社が決まったこともあり、育児休暇は取らずに働き始めました。ところが、子どもを預けられる保育園が見つからず、半年ほどは、近くに住む両親に頼りっきりの状態でした。出勤前に実家に立ち寄り、子どもを預けてから会社に向かう日々でしたね。子どもが中学2年生になった今でも、「あの頃は、本当に大変だったんだから!」と両親には口酸っぱく言われますが、頭が上がりません(笑)。第二子の時は、すでにニューソンに入社しており、すぐに保育園が見つかったので、産休明け早々に復帰しました。最初の1年間は、上の子とは別の園に通っていたので、終業後は大急ぎで2ヶ所を周って迎えに行くという感じで、せわしなかったです。
仕事と子育てをいかに両立するかということは、働く母親なら、誰もが抱える悩みだと思います。特に子どもが小さい時は、予想外の連続で、ままならないことばかりです。そのような状況の中でも、私が仕事と子育てを両立してこられたのは、社内の皆さんの協力と理解があったからです。ニューソンでは、子育てに積極的に関わる男性上司も多く、「困っている人がいたら、サポートしよう」という前向きな姿勢が、当たり前のように醸成されています。中でも、心に残っているのは、下の子が急遽入院することになった時でした。上司や周りの方々が親身になって話を聞いてくださり、「すぐに帰ってあげて!」と背中を押してくださいました。入院期間中は、午前中のみの勤務で、午後は子どもに付き添う時間とさせていただき、本当に助かりました。自分の知らないところで、いろいろとご面倒をおかけしたと思いますが、この時ほど、周りの方々が差し伸べてくださるサポートのありがたみを痛感したことはありません。 -
Q5. 管理職として、ワークライフバランスを保つコツは何ですか?
管理職に限らず、子どもが生まれてから大切にしてきたのは、仕事のスケジューリングを前もって行うことです。現在は、役員の方全てが関わる業務が多いので、3ヶ月前くらいからシミュレーションを行い、先々の予定を立てるようにしています。実質的な業務以外にも、突発的な問い合わせへの対応などもありますので、そういった時間も加味しながら、余裕を持ったスケジュールで進められるように意識しています。予定よりも早く進んだ場合は、次の業務を繰り上げて、早め早めに業務を進めていくよう心がけています。1日のスケジュールについては、会議や締め切りの期日など、重要事項を確認し、前日に翌日の予定を立て、その通りにこなせるよう心がけています。子どもたちも大きくなったので、お迎えの必要はなくなりましたが、限られた時間を有効に使い、仕事を効率的に進めようとするスタンスは、今も変わりません。
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Q6. コロナ禍での働き方について教えてください
現在は、リモートワークで働いています。朝6時に起床して、身支度を整えたら、7時すぎに子どもたちを起こして朝食を食べさせます。仕事をすぐに始められるよう、パソコンを立ち上げておき、子どもたちを学校に送り出したら、8時から仕事に取り掛かります。お昼休憩のあとは、午後1時から5時半ごろまで就業するという流れです。リモートワークの場合、すき間時間を使って、洗濯などの家事ができるので、とても助かっています。上の子が部活でバスケットボールをしていることもあり、11kgの洗濯機を1日2回まわさないと追いつかないのですが、朝に予約しておけば、昼休みの時間を使って、1回目の洗濯物をたたむこともできますし、余裕があれば、掃除機もかけられます。コロナが収束したら、会社に行く機会は増えると思いますが、会社としても制度を整えていただけたので、基本的にはテレワークを続けていきたいと思っています。
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Q7. プライベートはどのように過ごしていますか?
平日、夕食の片付けを終えてから就寝するまでの2〜3時間は、趣味のジョギングやワークアウトなど、自分の好きなことをして過ごしています。週末も、上の子は部活、下の子は友だちと遊びに出かけることが多く、食事さえ用意しておけば、「僕たちにかまわないで!」という感じですので、ネイルサロンやマッサージなど、気の向くままに楽しませてもらっています(笑)。
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Q8. 将来のキャリアビジョンを教えてください
先にもお伝えしたように、人事の仕事に長く携わってきたので、この分野でキャリアを積んでいくことを漠然と想像していましたが、経営企画部の業務に携わるチャンスをいただき、とても光栄に思っています。会社の事業計画に本格的に関わり始めたのは、現在の役職を拝命した3年前のことで、至らない点も多々ある中、周りの方々に助けていただきながら、ここまでやってくることができました。今後は、経営幹部の方々に対して、より自発的に提案や情報提供を行えるよう、知識の面においても研鑽を深め、貢献していきたいと思っています。
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Q9. ニューソンに入社を希望する方へのメッセージをお願いします
気持ち良く仕事を続けていくためには、「一緒に働く人」が一番大切だと思っています。その意味では、おおらかで思いやりにあふれる方たちが集まるニューソンは、非常に人に恵まれた会社ですし、ニューソンの一番の魅力は「人」であると、胸を張ってお伝えすることができます。出産・育児に限らず、介護や病気などやむを得ない理由で、一時的とはいえ、普段どおりに働けなくなる可能性は、誰にでもあることだと思います。そうした時に、どれほど素晴らしい制度が整っていても、周りの方の理解を得られなければ、宝の持ち腐れになってしまうと思いますが、ニューソンには、万が一の時にも、温かく支えてくれる上司や仲間がいます。もし、やりたい仕事がこの会社にあるとしたら、ぜひ安心して入社してください。明るくのびのびとした、働きやすい環境で、毎日を楽しく働くことができると思います。

会社の未来を左右する経営課題に取り組むエキスパート
より自発的に研鑽を深め、貢献していきたい
経営企画部
担当部長
川本淳子 (JUNKO KAWAMOTO)
2007年入社
キャリアパス
1日のスケジュール
- 6:00
- 起床(身支度など)
- 7:00
- 子どもたちを起こし、朝食の準備や家事を行います
- 8:00子どもたちを見送り、テレワーク開始
- 10:00会議
- 経営会議などの会議に出席したのち、
部門メンバーと打ち合わせを行います
- 12:00昼休憩
- 昼食は簡単に済ませ、合間時間を使って洗濯物などの家事を行います
- 13:00資料作成・社内打ち合わせ
- 次回会議資料のレビューなど等の打ち合わせを行います
- 17:30テレワーク終了
- 18:30子どもたちが帰宅
- この時間までに買い物や家事を済ませます
- 19:00夕食
- 子どもの学校の様子を聞いたりして話し込むことが多いです
- 21:00
- 洗濯物の片付けや子どもの手紙などをチェックした後、
ワークアウトなどを行います