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Q1. 現在に至る経歴について教えてください
生まれ育った中国の大学を卒業したのち、2011年に来日しました。きっかけは、日本在住の姉の「こっちに来てみない?」というひと言でした。その当時、日本語は全く話せなかったのですが、「面白そうだし、とにかく行ってみよう!」と思ったんですね。日本に来てからは、日本語を勉強しながら、大学院に入学し、電気電子工学を学びました。2014年、大学院を卒業するにあたって、中国に戻るか、それとも日本に残るか、今後の身の振り方について悩みましたが、色々と考えた末、日本で就職しようと決めました。これまで学んできた分野と親和性のある企業を探していたところ、ニューソンとの出会いがありました。社内の穏やかな雰囲気、思いやりと親しみをあわせ持つ社員の方々の存在は、私にとってまさに理想的で、「この会社で働きたい」と思いました。2015年に入社し、現在に至ります。
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Q2. 業務内容について教えてください
現在は、オープンソースのリレーショナルデータベース管理システム「PostgreSQL」に関わる2つの業務を主に担当しています。一つは、ポスグレを導入している企業様からのお問い合わせ対応です。利用中に不具合が起きた時などに、その内容をヒアリングし適切な解決策をご提供しています。
もう一つは、ポスグレに関する技術的な支援です。例えば、最新バージョンへのアップデートが行われた際、新たに付加された機能の動作確認や検証を行い、その結果をノウハウとして企業様にご提供しています。 -
Q3. 仕事の面白さ、やりがいはどんなところに感じますか?
自分が携わった業務を通じて、お客様や会社の役に立てていることを実感できる瞬間に、一番のやりがいを感じます。システムに関するお問い合わせを利用されたお客様から、対応の評価をいただく機会があるのですが、「大変満足のいくご対応をいただきました」という言葉を初めていただいた時は、本当に嬉しかったですね。「これからもっと頑張ろう!」とモチベーションが湧いてくるのを肌で感じました。
また昨年は、社内の技術交流会で、最新バージョンのポスグレについてプレゼンテーションを行う機会がありました。自分が持ち得る知識を社内の皆さんと共有できて、大変光栄に思いました。自身の対応やスキルが、誰かにとって価値あるものになっているかどうかを確認できるのは、やはり相手や周りの方から何らかのフィードバックをいただく時です。少しでもお役に立てるよう、一つひとつの業務に対して、丁寧に真摯に向き合うことを常に心がけています。 -
Q4. 仕事と子育ての両立で大変に感じることはありましたか?
2016年に、同じ中国出身の大学院時代の友人と結婚し、2017年に娘を出産しました。産休・育休を1年ほど取得し復職しましたが、仕事と子育ての両立は、想像した以上に大変でしたね。夫が名古屋に単身赴任しているので、2週間に1度東京に戻ってくるとはいえ、基本的には子どもと私の二人で過ごす毎日です。出産を初めて経験して、心が強くなったと自負していましたが、それでも2、3歳の頃は、毎日悩みながら子育てをしていました。昼間は元気に遊んでいたのに、夜になると急に熱が出て、1日、2日下がらないことはよくありました。中でもびっくりしたのは、朝、子どもを保育園に預けて、出社したのとほぼ同時に、保育士の方から連絡があって、「お子さんが嘔吐したので、今すぐ迎えに来てください!」と言われたこともありました。特殊な例ではありますが、子どもは予測不可能だと痛感しました。
姉は日本にいますが、彼女も仕事がありますし、子どもに突発的なことが起きた時にケアできる人が、自分の他にはいません。その事情を知っている上司の方は、何かあった時には、いつも親身になって話を聞いてくださり、「大丈夫だから心配しないで、そばにいてあげてください」と優しく送り出してくださいました。子育てに限らず、ニューソンには、困ったことが起きた時に、温かくサポートしてくださる皆さんがいます。安心して働ける環境が整っているので、本当にありがたいです。 -
Q5. 産休・育休の取得後、復職するにあたって不安なことはありましたか?
産休・育休を取得したのは、入社して1年半ほど経った頃でした。技術面においても、周りの方に色々と教えていただきながら従事している状況だったので、1年間の休暇を経て復職したら、さらに遅れを取ってしまうのではないかという不安はありました。ありがたかったのは、上司が、復職後の働き方を、先立って考慮してくださったことでした。業務を通じて、さまざまな支援を受けられる職務のリストを提示して、「働きながら学ぶことができるので、安心して選んでくださいね」と言って、私の希望を聞いてくださったんです。このようなご厚意をいただいたおかげで、胸のつかえが取れたのと同時に、持ち得る力を活かして、もっと会社に貢献していきたいという気持ちが強くなりました。その一方、産休・育休中は、中国語で話すことが大半で、日本語がおろそかになっていました。「言語は、使わないと忘れる」とよく言われるように、日本語の感覚を取り戻すのはひと苦労でしたね(笑)。
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Q6. コロナ禍での働き方について教えてください
現在は、リモートワークで働いています。朝8時半に、子どもを保育園に送り届けたら、自宅に戻り、9時から午後5時半まで在宅勤務をしています。その後、園に迎えに行き、夕食を取ったら、子どもと遊ぶ時間ですね。出社していた頃よりも、一緒に過ごせる時間が増えたので、本人も喜んでいるようです。具合が悪くて、園をお休みしなくてはいけない時も、勤務しながら面倒を見られるので、とても助かっています。
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Q7. プライベートはどのように過ごしていますか?
週末は、娘と一緒に近所の公園に行って遊んだり、ピクニックしたりして過ごしています。夫が東京に戻ってきた時は、遊園地やテーマパークなど、家族3人で遠出することもあります。やはり子ども中心の生活なので、自分の自由に使える時間は限られていますが、家事の合間などのすき間時間を活用して、英語を勉強しています。英語を学んでいる娘に、将来「どうしてママは英語が話せないの?」と、聞かれた時に、我が子に恥じないようにと思い、コツコツ取り組んでいるところです。
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Q8. 将来のキャリアビジョンを教えてください
技術者として着実にスキルアップを図っていきながら、ゆくゆくは、データベースに関するさまざまな資格を取得していきたいと思っています。資格取得に向けて勉強していく中で、より専門的な知識を修得することができますし、自分の成長を確認するための一つの基準にもなると思います。今はまだ、子どもが5歳になったばかりで、何かと手のかかる時期ではありますが、もう少し大きくなったら、十分な勉強時間を確保してチャレンジしたいです。
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Q9. ニューソンに入社を希望する方へのメッセージをお願いします
ニューソンは、新卒の方、転職したいと考えている方、子育てしながら働いている方など、さまざまなバックグラウンドや価値観を持つ方が、それぞれの目指すキャリアを叶えられるサポート体制が整っている会社だと思います。技術的な経験が少ない方でも、教育制度が充実しているので、働きながらスキルアップを図ることができると思います。分からないことや困ったことがあれば、親身になって丁寧に教えてくださる仲間思いの上司や先輩方ばかりですので、安心して入社してください。一緒に働くことができたら、嬉しく思います。
「安心して子育てできる環境」のもと、技術力のスキルアップに励む充実した毎日
基盤サービス事業部 OSSプロフェッショナルサービス部
皇甫明月 (MEIGETSU KOUHO)
2015年入社
1日のスケジュール
- 6:00起床
- 朝食、子どもの保育園の準備
- 8:30娘の送り
- 9:00テレワーク勤務開始
- メールの確認
- 9:15朝会
- 12:00昼休憩
- 13:00案件業務
- 17:30テレワーク勤務終了
- 18:00娘の迎え
- 夕食の準備、子どもと遊び
- 22:30寝かしつけ
- 23:30就寝
- 家事など